江良歯科医院 院長のひとりごと

山形県山形市にある歯科医院 江良歯科医院 院長江良謙次のブログです

2008年09月

またまた口内炎について書きます。口内炎と言ってもさまざまな病態があります。前にはアフタ性口内炎のことを書きましたが、今回は口角によくできるヘルペスについてです。よく疲れたりすると口角につぶつぶのすいほうが出る方がいらっしゃいます。痛みを伴いひりひりする感じと口角のあれを自覚します。又口腔内ににも出ます。歯肉や歯槽部にも出てくるのです。これはヘルペスウイルスによるもので、つかれたり過度の日光をあびて出てくることがあります。これには抗ウイルス剤が効きます。逆にステロイドのはいった軟膏を付けると症状が悪化することがあるので、専門医に診てもらうのが得策です。

まだ9月と言っても、とうとう「月山に初雪」という新聞に書いておりました。昨年より15日早い初雪だそうです。そして、今朝の朝日新聞にも、鳥海山にも初雪の写真が出ていました。東京でも寒いらしくて、土曜日には半袖では寒いくらいだと、言っておりました。もう完全に秋なんですね。今年の7月くらいから、今年の天気が変なのがわかっていましたが、やはり・・・・。今年の冬は早そうですね。

今朝の山形のNHKのニュースで○○銀行が発表した話が出ていました。山形から子供へ仕送りしている金額の総額(約80億円らしい)と、山形へ仕送られている金額の差が出ていて、山形から地方へ、仕送られている金額が多くて、1家族、平均8万円だそうです。だから出て行く金額が大きいので、県内で使われるお金が少ないのでは・・・・?という何とも変な話。だから学生さんはアルバイトをして、山形からの仕送りを少なくしたほうがいいのではないかと?何言ってんだが、銀行まで支出と収入を数字だけしかとらえない、数字のマジックにとらわれている。実に狭い見方で数字をみている。そして山形の経済を話している。なんともせせこましい、悲しい見方だ。経済ってそんなものなのかと、がっかりした。銀行の見方が、あんまりにも局在した見方しか出来なのにがっかりです。

たまには海へ釣りに行きたいもんです。今なら日本海側ではアジやさばが釣れるはずです。夜7時から船に乗って釣りに行くのはいいもんですよね。ただしあんまり波が高いときは勘弁して。一度、夜あじ、さば釣りに行った帰りに、鮎釣りに行って帰って来ましたが、さすがに疲れました。でもよい思い出です。いっしょに釣りに行く人は居ないかね。ただし土曜の夜からでないと、出かけられませんが。

盛岡の学会に参加してきた話をしました。主催は岩手県の歯科医師会でした。この学会は歯科医療管理学会と言って歯科医療での工夫や事故などの防止策等を話す会でした。山形からの参加者が少なく、他の県の先生が心配しておりました。山形からの参加人数が私を含めて3人だったとは後で知りました。県の歯科医師会には、医療管理という部門があるんですけれど、どうしたのでしょうか?たくさんの学会がありますが、山形はまだまだ、頑張らねばならないようですね。青森、秋田、地元の盛岡、福島などからの参加が多かったのです。残念!!

朝夕めっきり寒くなってきました。今日は山形は秋晴れ。空気はもう冷たくなってきており、飛行機雲がくっきりしてきました。そろそろ長袖を用意する時期ですね。風邪を引かないよう気をつけたいものです。

21日に盛岡市の県歯科医師会館で第12回の歯科医療管理学会の地方会があり、発表してきました。何年振りでしょうか。一人で発表することの緊張感を久しぶりに味わいました。奥羽大学の麻酔科の教授に薬の変更を考えたほうがよいかもしれないというアドバイスや、仙台のS先生からは看護婦さんがいてもよいかもしれないというアドバイスももらいました。とてもよい学会でした。私にとって心地のいい、学会でした。又違う学会への発表を計画したいものです。一年に数回の口演発表と、一編以上の論文を書くことを、目標にがんばろうという、気が起こってよい刺激になりました。

最近アフタ性口内炎の患者さんが多くなりました。季節の変わり目や、ひどく疲れているときなどに唇や頬粘膜、歯槽部歯肉に好発するもので、大きいものは直径5mmくらいで、中央部が灰色をしているものです。多数出てきたり、孤立性に出現するものもあります。歯ブラシの柄でぶつかって、終日してから出てくるものもあります。なぜそのようにでるのかはわかりませんが、最初にお話したように、季節の変わり目、疲労などと関係していたり、歯周組織に炎症がおきやすいような状況のお口の中からはおきやすいようです。お口の定期健診をお忘れなく。

インプラントは歯の無くなったところの顎の骨に埋入(埋め込む)するものです。自分の歯で噛めるようになるものです。今の保険の効く義歯は、PMMA(ポリメチルメタアクリル酸)でできた、高分子化合物のもので、ピンク色の義歯です。これはレジンと言われている材料で、歯槽部(顎)の上に装着し使うものです。いくら口の中でなれるといっても、やはりおいしく食べようとしても、何か違和感を感じるのではないかと思います。インプラントはその様なことはないのです。中には歯がなくても食事の味を重要視して、義歯はだめと言う方もいらっしゃいます。その様な味にこだわる方はインプラントをお勧めします。義歯では味がわからなくなってしまいます。

学会では1つの演題の発表に時間の制限があります。教育講演とか特別講演は1時間くらいです。しかし一般口演となると、たとえば8分とか5分とかです。時間に制限がありこの時間内にどういうように話を凝縮していくかが、大変なんです。私は時間が超過するような演題は聞きたくないし、いらいらしてしまいます。だから自分の発表では、原稿用紙に書いて時間内に終わるようにしております。とんでもない発見があったわけではないので、さっさと発表するに限ります。学会では時間超過は、他の発表者に迷惑ですものね。これから自分の発表の原稿作りをする予定です。

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